東京大学大学院修士課程において、環境と経済性に関する研究を修めた後、大手食品メーカーの研究員として商品開発や安全性に関する研究に携わる。その後、ITベンチャーにおいて新規事業立案に係わり、東証マザーズ上場後に独立、2008年に株式会社エコブランドを設立する。
主に企業の環境事業計画の立案に関するコンサルティングをビジネスとする一方で、主に中山間地(さと)を持続可能(まる)にする活動を実施する「さとまるLLP(有限責任事業組合)を組織して進めている。2011年からは実際に岡山県美作市に移住して、棚田再生や里山保全などの現場作業を行ない、自ら中山間地の保全に携わっている。

私の夢は、「日本を環境立国として、世界のお手本にする」ことです。日本が昔からもつ技術や知恵を、現代の産業水準やライフスタイルに合わせて実用化していくことで、世界に先駆けて持続可能な社会を実現できると考えております。
悲観論ではなく、自らが持つ強みを具現化して楽しく、面白く情報発信していくことこそが今の日本社会に求められているのではないでしょうか。食料やエネルギー、メディア、教育、福祉といった生活基盤を自給するモデルを、高齢化やコミュニティ崩壊といった社会課題先進エリアである中山間地域においていち早く実現することで、今後の日本が採るべき戦略を提案していきたいと考えております。

このプロジェクトは、高齢化や減反政策によって放棄された農山村の棚田に対して、新たな価値創造を行なうものです。自然エネルギーとエコツーリズムを組み合わせて、農山村のエネルギー自給率を上げながら都市との交流や経済性確立を目指していきます。
岡山県美作市にある上山千枚田において、棚田の維持に必要な用水路で小水力発電を行ない、その電力でセグウェイを走らせます。コスト要因であった用水路を、エネルギーを生産する地域資源として再定義することで、具体的メリットを示します。
さらに、ガソリンなどに依存しているモビリティや農林業機械の電動化も進め、持続可能な地域社会の在り方を日本の農山村から提案していきます。


今回、E-ideaに選ばれたことは、日本の環境起業家を代表する立場であると認識しています。とくに東京から岡山の中山間地域に移住してプロジェクトを進める者としては、田舎から直接グローバルに情報発信できることを示したいと考えています。
将来が不安だ、何をしたらよいのか分からないという若者の選択肢として、実は田舎で自給自足の生活をしながら面白楽しいことを仕掛けていけるという具体例を提案していきたいです。
日本の田舎には、昔ながらの知恵や技術があります。現代の産業水準に合わせて持続可能な暮らしとはどのようなものかを創造していくことが、日本が今後世界に対して影響力を発揮する方法だと確信しています。
